『極悪女王』長与千種役・唐田えりかの評価爆上がり「スゴイ役者さん」

　80年代にカリスマ的人気で女子プロレス旋風を巻き起こしたダンプ松本の知られざる物語を描くNetflixシリーズ『極悪女王』が配信中だ。19日に配信開始されるや、同作を見た視聴者から反響の声がネット上に続々寄せられている。ダンプ松本を演じたゆりやんレトリィバァはさることながら、長与千種役を演じた唐田えりかへの評価が爆上がり中だ。

　本作は、企画・脚本・プロデュースを鈴木おさむ氏、総監督を白石和彌氏が務めた、80年代カリスマ的人気で女子プロレス旋風を巻き起こしたダンプ松本の知られざる物語を描く半自伝ドラマ。ゆりやんレトリィバァが、主人公のダンプ松本役を文字通り体当たりで演じている。

　唐田えりかは、落ちこぼれとしてスタートしながらスターの階段を駆け上がる長与千種役を務めている。入門当時は松本香（後のダンプ松本）と共に同期に後れを取っていたが、ライオネス飛鳥（剛力彩芽）との一戦を機に才能が開花。その後クラッシュ・ギャルズとして一世を風靡していく。健気な女性だった長与千種が一躍スターダムへとのし上がっていくその様を唐田は見事に表現してみせている。

　なかでも試合シーンは圧巻だ。会見では、ゆりやんと共に運動が苦手で他のレスラー役のキャストに後れを取っていたとも明かしていた。だが長与の代名詞でもある蹴り技をしっかり表現するために練習を重ね、得意技の「フライングニールキック」習得に励んだとも話していて、映像で繰り出されるその姿から努力の量が伝わってくる。

　そして、圧巻なのはすさまじい熱量だ。この作品に懸ける思い、生き様が映像から溢れ出ている。先日の会見で、プロレススーパーバイザーとして作品に参加した本人・長与千種から「この期間はプロレスラーだった。唐田さんの熱量に励まされた」と絶賛していたほど。

　ゆりやんや唐田は「この作品に参加していなかったら私たちどうなっていたんだろう…」と感謝の思いを語っていたが、この作品が転機になると思わせる内容だった。もちろん唐田だけではなく、ダンプ松本のゆりやん、ライオネス飛鳥の剛力彩芽、ほか全女レスラーや阿部史郎などの再現度は高い。

　そんな期待値を表すように、19日に配信開始されるや一気見した人も続出。翌日早朝から「極悪女王」がSNSでトレンド入り。寄せられたコメントを見て見ると…。

　「幼い頃に見た全女の光景そのものが再現されてると感じた」「極悪女王マジで熱い。剛力彩芽もいい。唐田えりかここまで身体張るとは…鬼気迫る演技もいい。ゆりやん…マジですごい。ダンプ松本完全憑依」「極悪女王でのデビル雅美さん良い雰囲気出してて最高です」「ゆりやんスゲェわ」「極悪女王凄すぎた」「本当にダンプさん、飛鳥さん、千種さんに見えました！」「ゆりやんはもちろんだけど。唐田えりかが、すごかった。剛力彩芽も、これまたすごかった」「一気見して感動の涙でした、唐田えりかさんいろいろありましたが大ファンになりました、スゴイ役者さんです」「飾らないそのままの気持ちで話すゆりあんとえりかちゃんの言葉も素敵で泣けるし、空気を明るく的確にまとめて話す剛力さんも素敵で、結果めっちゃいいメンバー」「さすが剛力あやのさんは、何やってもオーラあるし、絵になるね」「ゆりやん，えりかさん，あやめさんを一気に大好きになったわ！！3人共カッケー！！」「唐田えりかめっちゃいい」「決して美化出来ない、魂のぶつかり合いがここにある」

　など、絶賛の声が多く寄せられている。まさに転機ともなりうる本作。様々なことがあった唐田だが『極悪女王』の長与役のようにのしここから上がっていく姿を期待する声もみられる。