「プライムニュース」ゲストの素顔、引き出したい 長野美郷キャスター BSフジ新番組 インサイド
BSフジの新番組「プライムオンラインどようび」が10月5日からスタートし、トークコーナー「プライムサロン」が注目されている。
番組では「プライムニュース」のゲストを中心にプライベートな一面を探求し、キャスターの長野美郷氏が本音を引き出すことに意欲を燃やす。
また、政治や経済の硬派な話題から一転し、ゲストの素顔や趣味などを掘り下げることで視聴者に新しい一面を提供している。
BSフジの報道新番組「プライムオンラインどようび」（土曜午後6時）が10月5日から始まる。目玉となるのが、トークコーナー「プライムサロン」だ。同局の看板番組「プライムニュース」（月～金曜午後8時）のゲストを中心に招き、プライベートを深掘りする。担当キャスターの長野美郷氏は「普段はしかめっ面のゲストたちの素顔や本音を引き出したい」と意気込む。
政治家や経営者、研究者らに、司会の反町理氏が鋭く切り込むプライムニュース。長野氏はその脇を固めるキャスターを、平成31年から木・金曜の週2日務めている。「とにかく事前準備が全て。ゲストの本を読みこんだり、発言録をチェックしたり、当日の朝方までかかることもしばしばです」と語る。
ゲストたちは自民党総裁選やウクライナ戦争など硬派の話題について、口角泡を飛ばして議論する。時には口調が激しくなるのも番組の魅力だが、なかなか素顔は垣間見えない。そこを届けようというのが、プライムサロンの趣旨だ。
今年2月、ロシア研究で有名な東大先端科学技術研究センターの小泉悠氏を招き、特番として放送した。家庭環境などに由来する「軍事オタク」の側面を長野氏が掘り出したところ、視聴者からの反響が大きく、今回レギュラーコーナーとなった。
「インタビューではその人の視点と、客観性を交互に入れ替えることを常に意識しています。ゲストの選択や人生の決断を、私と一緒に楽しんでほしい」と長野氏。
新番組ではこのほか、事件や政治、経済、エンタメなど1週間の注目ニュースも振り返る。長野氏は「肩の力を抜き、リラックスして見られる番組です」とアピールしている。（大森貴弘）
