ゆりやん、『ナイトスクープ』卒業で涙 大物歌手からの激励にはボケ倒しも「ハリウッドスターになりたくて」

AI要約

米国進出を果たしたお笑いタレント・ゆりやんレトリィバアがABC『探偵!ナイトスクープ』を卒業し、最後の依頼を楽しませた。

ゆりやんはアメリカでの成功を目指し、番組を卒業することを報告。長渕剛とのコラボや感謝の言葉が交わされた。

ゆりやんの卒業セレモニーが行われ、感動の言葉や花束を受け取るなか、番組を振り返り感謝の気持ちを述べた。

ゆりやん、『ナイトスクープ』卒業で涙 大物歌手からの激励にはボケ倒しも「ハリウッドスターになりたくて」

 米国進出を発表したお笑いタレント・ゆりやんレトリィバアが6日、昨年4月から探偵を務めてきたABC『探偵!ナイトスクープ』(金曜午後11時17分)を卒業した。冒頭で、この日局長代理を務めた落語家・桂二葉が「きょうはゆりやん探偵の卒業回なんです」と伝えると、客席から驚きの声が上がった。顧問の溝畑淳平から「寂しい、寂しい」と言われたゆりやんは、「ほっとけ!」と悪態をついて笑わせた。二葉から「アメリカに行かれるんですか」と確認されると、「アメリカに行くことで“探偵!ナイトスクープ”を卒業させていただきます。たむけんさんにあこがれて」とボケを交えて報告した。

 探偵として担当した最後の依頼でも楽しませた。“父が崇める長渕剛が23年前のライブで客席に投げたハーモニカを奇跡的にキャッチし、大切に保管していたが、15年前に当時3歳だった妹が吹いてしまった。それ以来、父の落ち込みは続いており、長渕本人に吹き直してもらえないか”というもの。出演した長渕に、ゆりやんは「正装」として星条旗柄の水着で一家とともに対面。快く長渕がハーモニカを奏でながら今回の依頼を歌い上げると、ラップ&ダンス?で異色コラボを実現させた。

 ゆりやんは「実は私、今回が『探偵!ナイトスクープ』最後のロケなんです。アメリカに拠点を移そうと思います」と報告。長渕が「アメリカでマクドナルドのバイトかなんかを」とボケで返すと、ゆりやんは「いらっしゃいませ~」と乗っかった後「アメリカでお笑い芸人で売れたくて。ハリウッドスターになりたくて」と思いを伝えた。

 長渕は「すごい。素晴らしいですね。すごい挑戦だ。どこ行っても“ゆりやん魂”で」と激励すると、ゆりやんは感激した様子で後ろ向きに。長渕が「ウソかほんとかどっちや」と言うと、おならの音を出して「失礼いたしました」と謝罪。長渕は「勉強になりました」と笑った。最後に長渕からの「ゆりやんの卒業(祝い)と一家の幸せをお祈りして“乾杯”歌おうか」という粋な提案で名曲をを大合唱した。

 VTRを見た溝渕顧問は「すごく感動しました。長渕さんはもちろんですけど、家族の愛とゆりやんさんの旅立ちと、すごくゆりやんさんの最後にふさわしい依頼だったんじゃないのかなと思いました。ホントに素晴らしかったです」と感想を明かすと、ゆりやんは再び「ほっとけ!」と返した。ゆりやんは「ホントにすごく優しくて、あの大スターなんですけど、気さくにたくさん歌も歌ってくださいまして」と長渕の対応に感謝した。

 番組ラストではゆりやんを送り出すセレモニーが実施された。二葉が「本日をもって、ゆりやん探偵が探偵局を卒業しはります」といい、溝畑顧問は「唯一無二だなって、改めて今回の依頼を見ても。芸人さんでも長渕さんと会いに行くとっきに、“清掃です”ってあの格好で行けるのかなって。なかなかいないと思うんです。それだけの才能がおありなので、ぜひ世界に羽ばたいていってほしいなって改めて思いました。頑張ってください」と言葉を送ると、「やかましいわ!」とボケた。

 その後、大きな拍手を浴びたゆりやんは涙を浮かべながら「勝手なことなんですけども。ハリウッドスターになるためにアメリカに行くことを決めまして。ずっと夢だった“『探偵!ナイトスクープ』の探偵になる”っていうことをかなえていただいて。私は夢を見ているのではないかとまだ思っています。それもこれも皆さまが応援してくださって、受け入れてくれて…おかげです。探偵の皆さんも本当に優しくていつも、優しくて……優しかったです」と言葉に詰まりながらあいさつした。

 そして、「私が本当に探偵をちゃんとできていたかっていうことはわかりませんけど、チェックしてみたいと思います」と〇×の入った金属探知機風の小道具を頭部からかざしていくと、下半身で“ピンポン”とOKの反応。探知機を静かに床に置いた。二葉から花束を受け取ったゆりやんは締めを任され「この番組は皆さまのご依頼によって成り立っております。というわけで、次回も元気にお目にかかりましょう。さようなら。ありがとうございました」と笑顔で手を振った。