二宮和也、印象に残っている舞台の思い出明かす 吉田鋼太郎の芝居論にも興味津々<ニノさん>

AI要約

「ニノさん」に出演した吉田鋼太郎が、蜷川幸雄から受けた助言や自身の成長について語り、二宮和也が興味深そうに聞いていた様子が印象的だった。

二宮和也は吉田鋼太郎の話に興味津々で、過去に観劇した舞台の魅力について熱く語った。演技に真摯に向き合う姿勢が窺える。

菊池風磨は嵐のメンバーから受けた助言についても言及し、二宮和也との掛け合いも微笑ましい場面があった。

二宮和也、印象に残っている舞台の思い出明かす 吉田鋼太郎の芝居論にも興味津々<ニノさん>

二宮和也が出演する「ニノさん」(毎週日曜朝10:25-11:25、日本テレビ系、Huluでも配信)が8月18日に放送。ゲストの吉田鋼太郎が“刺さりまくった言葉”を紹介し、二宮が興味深そうに耳を傾けていた場面が印象的だった。

■吉田鋼太郎の“刺さりまくった言葉”

本番組では、ゲストが楽しく生きるセンスを「ニノさん」オリジナルの形で紹介。視聴者が気になる情報を楽しく届ける。

“刺さりまくった言葉”を紹介する場面で吉田は、恩師の演出家・蜷川幸雄さんから言われた言葉として「もっとスターになれ」という言葉を挙げた。吉田は今から20年ほど前のことだったと振り返り「初めて蜷川さんの演出で主役をやらせていただいたときに、初めて大きな劇場で1000人単位のお客さんを相手にするっていう芝居の主役だった」と回顧。蜷川さんからは「その芝居じゃダメ。芝居ができるのはわかるけど、全然スターじゃない。誰もそれじゃあこっち振り向いてくれないよ。もっとスターでやって」と言われたという。

吉田は、スターの芝居がどのような芝居なのかすぐには理解できなかったと告白。吉田の話を聞きながら二宮は「すごいなぁ」と反応した。

吉田は自分の中でスターという存在だった三國連太郎さんの映画や映像を見たと話し「意識して見るとものすごくスターだなということがわかりました」と述懐。吉田は芝居を変えたと明かし「芝居は基本的に一生懸命相手の方としゃべって、その密度が濃い方がいいわけです。ところがスターはここでしゃべらなくてもいいんですよ」と説明。「ナルシストになれってこととちょっと似てるのかもしれない」と持論を語った。

■二宮和也、印象に残っている舞台「すっごい覚えてる」

二宮は吉田の話を興味深そうに聞きながら「なんのときですか?」と質問。吉田は「タイタス・アンドロニカス」という芝居のときだったと答えた。

二宮はその舞台を見ていたそうで「すごい舞台だったんです。本当に。僕の中でも指折りなくらいすごい舞台」と告白。「斬新で。開場すると、舞台上で役者たちが見せる用の練習をしてる。着替えたり。ということが、開場の時間帯でやってます、っていう演出なんです」と説明し「蜷川さんが出てきて、みんな『おはようございます』ってなって、蜷川さんが階段上がって行って、『じゃあ始めるよ。よーいスタート』って言ったら始まるの。めちゃくちゃおしゃれな始まり方。すっごい覚えてる」と熱を持って語った。

■菊池風磨の心に残る、嵐から言われた言葉

菊池風磨は初めて紅白歌合戦に出たとき、嵐に言われたことが印象に残っているそうで「気合いは入りすぎると思う。ただ、入りすぎの気合いでいいからそのまま行け」と言われたと告白。誰に言われたのかと聞かれると、菊池は「(櫻井)翔くん」と答え、「二宮くんはこっち見てもなかった」と明かした。二宮はカメラにウインクをし、菊池の言葉に大きく笑っていた。

俳優としての活躍や、その自然体の芝居が評価されることも多い二宮。今回は吉田の芝居に関しての話を興味深そうに聞いていた姿が印象的だった。その中でも、自分が観劇した舞台の話を事細かに、そして熱を持って説明する場面があった。二宮はこれまでずっと芝居に対しても真摯に向き合い、いろいろなものを吸収してきたのだろう。現在放送中のドラマ「ブラックペアン シーズン2」(TBS系)では、手術シーンなどで流れるクラシック音楽の選曲にも携わっており、作品に対して自主的に真剣に取り組んでいることが伝わってくる。

二宮の自然体の魅力は、バラエティーや音楽だけではなく、演技面でも大いに発揮される。今後も25年度前期連続テレビ小説「あんぱん」(NHK総合ほか)への出演などが決定している二宮。俳優としての顔からも目が離せない。