「FGOフェス2024」レポート。モエルンノスやサバフェス会場が幕張メッセに降臨!

AI要約

今年でサービス開始9周年を迎え、いよいよ2桁が目前となったAndroid/iOS用FateRPG「Fate/Grand Order」(以下、「FGO」)。その周年を祝う恒例の夏イベント「FGO Expo ~Fate/Grand Order Fes. 2024 9th Anniversary~」が開幕した。

会場は4ホールに拡大し、展示やアトラクションが過去最大規模で開催されており、多くの「FGO」ファンで賑わっている。

各パビリオンごとに異なるエリアが用意され、サーヴァントたちがテーマに沿った衣装で展示されている。さらにステージやキッチンなど多彩なコンテンツが楽しめる。

「FGOフェス2024」レポート。モエルンノスやサバフェス会場が幕張メッセに降臨!

 今年でサービス開始9周年を迎え、いよいよ2桁が目前となったAndroid/iOS用FateRPG「Fate/Grand Order」(以下、「FGO」)。その周年を祝う恒例の夏イベント「FGO Expo ~Fate/Grand Order Fes. 2024 9th Anniversary~」が本日、幕張メッセにて開幕した。会期は、8月3日、4日の2日間。

 毎年、様々なアトラクションやステージ、豪華展示で賑わう本イベントだが、今年は幕張メッセ 国際展示場の展示ホール1から4を使用し、過去最大規模にて開催された。会場ではサバフェスや、ノッブといった「FGO」で人気のイベントを再現した展示や、豪華ステージでの様々なトークショーも行なわれ、例年同様に今年も多くの「FGO」ファンで賑わっている。本稿では「FGOフェス」開催初日となる8月3日の会場の模様をお届けしていく。

 まずはじめに今年の変更点について紹介する。先ほども述べたように、今年の「FGOフェス」では4ホール(2023年では9~11の3ホールで開催)を使用した過去最大規模のイベントとなっている。そのおかげか、今までは外に配置されていた待機列の一部や飲食エリアが屋内に配置された。猛暑のこの時期に開催されるイベントなので、この変化は実にありがたい。SNSでも屋内待機の快適さについて語る参加者の投稿が多く目についた。

 ちなみに、「FGOフェス」では毎回多くの描き下ろしサーヴァントたちが登場するのだが、今年はパビリオン(博覧会)がテーマになっている。会場内は「ぐだぐだパビリオン」、「カルデアパビリオン」、「ハワトリアパビリオン」、「わかる!わからない?パビリオン」、「セイバーウォーズパビリオン」の5つのエリアに分けられており、それぞれのエリアにちなんだ衣装に身を包んだサーヴァントたちがいる。どのエリアも見ごたえ、遊びごたえが満載しているので、会場入口から順番にそれぞれのエリアを紹介していく。

■ ウェルカムエリア

 会場でまず一番最初に訪れるのが入口でもある「ウェルカムエリア」。カラフルなゲートを通り抜けた先にあるこのエリアでは、これまでに制作されてきたサーヴァントたちの宝具の数々が展示されている。

 そこを抜けると「FGOフェス9周年」のモニュメントと「FGOフェス」の案内映像の流れる大型モニターが来場者を出迎えてくれる。開場直後はこの場所で着ぐるみとオフィシャルコスプレイヤーが集結して歓迎してくれる。

 また、ウェルカムエリアの裏側では2015年のサービス開始から現在までの登場サーヴァントのアクリルスタンドがそれぞれの実装された年代別に展示されている。多くの来場者が自分の推しサーヴァントをみつけては撮影をしていた。

■ カルデアパビリオン

 ウェルカムエリアのすぐ左手1ホール側には「カルデアパビリオン」が存在している。エリアエントランスのモニターではゴッフことゴルドルフ所長が出迎えてくれる。

 「カルデアパビリオン」では毎年恒例の「英霊召喚フォトスタジオ」に加え、Live2Dとバイノーラルのフルボイスで体験することができる「カルデアトレジャーハンティング!」、そして会場内周遊型のリアル脱出ゲーム「探偵天草の事件簿 ~File. Expo 2024~」を楽しむことができる。

 さらに、エリア内には「探偵天草の事件簿」や「カルデアトレジャーハンティング!」にちなんだ衣装を身にまとったサーヴァントたちのスタンドパネルが展示されている。

■ ぐだぐだパビリオン

 「カルデアパビリオン」から少し移動した隣接エリアには巨大なノッブとオキタが立並ぶ「ぐだぐだパビリオン」がある。

 ここではノッブを踏みまくって退治する「ぐだぐだレイドバトル」、卑弥呼と壱与にお参りしておみくじが引ける「ぐだぐだ神殿」、「ニュー坂本探偵事務所」を再現した展示や、ノッブが大量に描かれたフォトスポットなどが用意されている。

 このエリアでは和装に身を包んだサーヴァントたちのスタンドパネルが展示されている。

■ わかる!わからない?パビリオン

 次のエリアは逆サイドにあたるホール3の「わかる!わからない?パビリオン」。「マンガで分かる!Fate/Grand Order」と「Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない」の世界観を楽しめるエリアだ。

 このエリアでは「マンガで分かる!Fate/Grand Order」と「Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない」の制作資料、イラスト、グッズなどが楽しめる展示、着ぐるみやオフィシャルコスプレイヤーと撮影できる「グリーティングエリア」、「魔神ココナッツならべ」や「女主人公をさがせ」などのアトラクションを楽しむことができる。

■ ハワトリアパビリオン

 「わかる!わからない?パビリオン」の隣には「ハワトリアパビリオン」がある。ここでは「FGO」で人気の夏イベントの世界に足を踏み入れることができる。

 エリア内には巨大なモエルンノスに乗った写真が撮れる「モエルンノス フォトスポット」やゲーム内にも登場した「ケルヌンノスおとし」を現実に再現したアトラクションで遊べる。ほかにも「サバフェス」の同人誌風ノートブックが買える販売所と2019年でも登場した大人気のサバフェス会場再現展示や、ハワトリアの奥にある「森の魔女の家」を再現した展示も用意されている。

 このエリアではハワトリアらしく、涼しげな格好に身を包んだサーヴァントたちのスタンドパネルが展示されている。

■ セイバーウォーズパビリオン

 最後のエリアは外への通路を通って向かう、隣の4番ホールにある「セイバーウォーズパビリオン」。「蒼輝銀河(サーヴァント・ユニヴァース)」をテーマにしたこのエリアではスペース仕様になったサーヴァントたちに囲まれながら、スペースイシュタルとカラミティ・ジェーンと共にマアンナ号に乗ってエネミーを倒すシューティングゲーム「マアンナ号~サーヴァント・ユニヴァースツアー~」や、最大ダメージを競う「チャレンジクエスト~G・B・F in MAKUHARI~」挑戦することができる。

 このエリアではサーヴァント・ユニヴァース仕様になったスペースサーヴァントたちのスタンドパネルが展示されている。

■ Grand STAGEとギャラクシーステージ

 パビリオン以外に忘れてはいけないのがステージだ。例年同様に今回の「FGOフェス」でもメインステージとなる「Grand STAGE」、サブステージとなる「ギャラクシーステージ」の2カ所が用意されている。

 開催初日となる8月3日のステージでは、「Fate/Grand Order」スタッフトークにて水着イベント2024に登場する新たな霊衣と新サーヴァントが発表され、会場に歓声が沸いた。

 また、ギャラクシーステージでは高クオリティでサーヴァントたちを再現したオフィシャルコスプレイヤーのステージが1日3回開催される。登場するサーヴァントは8月3日と4日でラインナップが変更される。

 8月3日のラインナップは「カーマ」、「ネモ」、「シグルド」、「千子村正」、「パーヴァン・シー」、「光のコヤンスカ」、「マシュ・キリエライト」、「宮本武蔵」、「ジャンヌ・ダルク(オルタ)」、「ロビンフッド」になっている。8月4日はこのラインナップから、「マシュ・キリエライト」→「アルトリア・キャスター」、「ジャンヌ・ダルク(オルタ)」→「モルガン」に変更される。

■ そのほかのエリア

 パビリオンエリア以外にも会場内ではカルデアキッチン、グッズ展示、メッセージフラッグなど、まだまだ楽しめる場所が満載している。

□カルデアキッチン

 毎度おなじみの「カルデアキッチン」ではここでしか味わえないオリジナルメニューを楽しむことができる。今年は「ヘファイトス」、「ノッブ」、「ゴルドルフ・ムジーク」、「ケルヌンノス」などをモチーフとしたフードメニューとなっている。

 また、カルデアキッチンエリアでは給餌服を纏った輝星のハサンやブーディカたちのスタンドパネルが展示されている。

□メッセージフラッグ

 以上が「FGO Expo ~Fate/Grand Order Fes. 2024 9th Anniversary~」1日目の内容になる。今年は4ホールに拡大したこともあり、入場までの導線や、会場内の混雑がだいぶ緩和されたように感じられる。ただ、ここで紹介できなかったものがまだまだあることから、広くなったぶんだけ展示物やアトラクションも増えたと思われる。正直1日で回りきるのはかなりハードに感じるかもしれない。会場内では可能な限りすべてを体験するために3日と4日の両日参加をするという参加者の声も多く聞こえた。「FGOフェス」の体験はそのほとんどがオンリーワンな物が多いからその気持もわからないでもない。実際この空間は、この時この場所でしか体験できないアトラクション、サーヴァントたちのボイス、購入できないグッズ、味わえないフードなどで溢れかえっている。

 FGOファンならきっと忘れられない思い出になるので、今回参加できなかったあなたも、記念すべき10周年となる来年はぜひ参加して、この空間を体験してみてほしい。

(C)TYPE-MOON / 「FGO」 PROJECT