”ラスボス”小林幸子、デビュー60周年で生涯現役宣言「今度は100周年公演」さだまさしがバラの花束携えステージに

AI要約

歌手の小林幸子(70)が東京で芸能生活60周年記念公演を開催し、多彩な衣装で18曲を熱唱。60年の集大成を飾り、100周年公演の意気込みを語った。

小林は感謝の気持ちをファンに伝え、ヒット曲や特別セットでした2部構成の公演では、さだまさしとデュエットし、AI技術を使った映像とのトークも披露した。

終演後の会見で、小林は歌い続ける決意を示し、体力の限りを尽くしていくと誓った。

”ラスボス”小林幸子、デビュー60周年で生涯現役宣言「今度は100周年公演」さだまさしがバラの花束携えステージに

 歌手の小林幸子(70)が2日、東京・新橋演舞場で芸能生活60周年記念公演を開いた。1964年に「ウソツキ鴎」でデビュー。ステージでは、巨大ドレスなど10パターンの衣装で魅せながら全18曲を熱唱し、華やかなパフォーマンスで60年の集大成を飾った小林は「今度は100周年公演をやります! ぜひまたいらしてください!」とさらなる進化と生涯現役をファンにアピールした。

 満員の1400人の観客で埋まったステージはヒット曲「おもいで酒」でオープニング。小林は「あっという間の60年、ここに立っていられるのも皆さんのおかげです」などと万感の思いをファンに伝えた。

 ステージはヒット曲を中心にした1部と、”ラスボス”の愛称とともにネットの世界で話題になった「千本桜」やアニメソングを集めた2部で構成。1部の後半には親交がある歌手のさだまさし(72)が60本のバラの花束を手にステージに。小林に提供した「約束」を2人でデュエットして盛り上げた。

 陰日なたに、さだに支えられてきたという小林は「さだ兄は恩師、素晴らしい兄貴です!」と感謝。さだは「今度は80本の花を持ってきます、幸ちゃんならいける。オレはそれまでもたないかもしれないけど」とエールを送って笑わせた。

 また、後半ではAI技術を使って映像製作された、10歳のころの「小林幸子」がスクリーンに登場。60年後の小林幸子とのトークで沸かせた。初々しい”幸ちゃん”との対面に、小林は「60年前の自分と会話ができるなんて思いませんでした」と大粒の涙を流して感激に浸った。

 終演後の会見で小林は「60年、歌をやめようと思ったこともありましたが、やめないで良かった。体力の続く限り歌っていきたい」と誓いを新たにしていた。