【イベントレポート】デッドプールのオリジナリティはMCUでも健在、ライアン・レイノルズらが韓国で会見

AI要約

韓国で行われた映画「デッドプール&ウルヴァリン」の記者会見にはキャストと監督が登壇し、作品や共演者への思いを語った。

ジャックマンは25年間演じてきたウルヴァリンについて光栄を感じ、新たな側面が楽しめることを期待している。

ディズニー配信作品として初の「デッドプール&ウルヴァリン」では、R指定であるデッドプールのオリジナリティが守られると監督は語った。

【イベントレポート】デッドプールのオリジナリティはMCUでも健在、ライアン・レイノルズらが韓国で会見

映画「デッドプール&ウルヴァリン」の記者会見が本日7月4日に韓国で行われ、キャストのライアン・レイノルズ、ヒュー・ジャックマン、監督のショーン・レヴィが登壇した。

本作は破天荒なマーベルヒーロー、デッドプールとウルヴァリンの活躍を描くアクションエンタテインメント。“俺ちゃん”ことウェイド・ウィルソン / デッドプールをレイノルズ、最恐のアウトローであるローガン / ウルヴァリンをジャックマンが演じた。

ジャックマンは本作について「ウルヴァリンを演じてきて25年、これが10本目の登場作。それを大親友である2人と作れることは光栄に思う」と述べ、「再びこのキャラクターを演じられることは本当にうれしい。今までに見たことのないウルヴァリンの側面が楽しめるよ」と期待を込める。

レイノルズは「『デッドプール』を作り続ける信念を持っている。前作はみんなの愛で作れた。それから6年、僕の夢はこの2人と仕事をすることだった。時間はかかったけど、このシリーズを通して自分の信じることを貫く大切さを感じたよ」と同シリーズへの思いを明かす。レヴィは「デッドプールとウルヴァリンというアイコニックな2人のヒーローを大きなスクリーンで見せることができる。ハート、ユーモア、アクションのある作品としてね。これはどんな監督にとっても特別なことだと思っているよ」と語った。

韓国の報道陣からは「本作はマーベルコンテンツをより勢い付ける作品だと期待されています。その重責は感じていますか?」と質問が及ぶ。脚本・製作にも携わっているレイノルズは「プレッシャーは感じてないよ。脚本では(デッドプールが)『マーベルジーザス』や『マーベルゴッド』と名乗っているけど、これは彼自身が思っていること。確かにマーベルはいつもよりラフな状況になっていて、たまたまその状況に呼応するような作品になった。このタイミングを狙えるほど賢くはないよ(笑)」と述懐した。

「デッドプール」前2作は20世紀フォックスのもとで製作されたが、2019年にウォルト・ディズニー・カンパニーが同スタジオを買収。今回がシリーズ初のディズニー配給作品となった「デッドプール&ウルヴァリン」でも、R指定ならではのデッドプールのオリジナリティは貫かれるのか。レヴィは「その心配はまったくないよ! マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)という大きな遊び場でも、デッドプールのDNAをしっかりと引き継いだからね」と明かした。

またレイノルズとジャックマンは「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」での共演を機に親交を深め、プライベートでは家族ぐるみで付き合うほどの仲だという。レイノルズは「もしかしたら4人の兄弟より愛しているかもね」とほほえみ、会見ではレイノルズが右手、ジャックマンが左手でハートマークを一緒に形作る“共同作業”も見られた。

「デッドプール&ウルヴァリン」は7月26日に全米公開。日本では“2日前倒し”の7月24日に封切られる。

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