80年代に一世を風靡した俳優、“グレイヘア”の魅力を語る。ありのままの白髪をみせて「今も変わらずセクシーな気分」

AI要約

アンディ・マクダウェルがエイジングについて率直に語る。彼女は年齢を重ねてもセクシーでいたいと考えており、男女の美の理想像について問題提起を行う。

グレイヘアを貫くアンディは、自由な姿勢を貫き、女性が歳を重ねたからこそ魅力的であることをアピールする。

俳優として再燃中のアンディは、歳を重ねることで新たな挑戦を受け入れ、自分自身を受け入れることの大切さを説く。

80年代に一世を風靡した俳優、“グレイヘア”の魅力を語る。ありのままの白髪をみせて「今も変わらずセクシーな気分」

80年代に一世を風靡した俳優のアンディ・マクダウェル(66歳)は、こう考えている。「62歳のジョージ・クルーニーの白髪がセクシーだと言われるなら、女性も同じように思われていいはず」だと。だから彼女はグレイヘアを貫いているのだけれど、最新インタビューでさらに一歩踏み込み、「年齢を重ねた女性になっても、セクシーな気分でいる」と、エイジングについて率直に語っていた。

またアンディは、女性も“男性と同じように”年齢を重ねたからこそのセクシーさを楽しむべきだとも発言。「男性はシワができ始めるとすごくセクシーだと思われる。私は歳を重ねた男性を形容する言葉が好き。そう表現されるようになりたい。魅力的になりたいわ」と述べていた。

彼女はヘレン・ミレンやジェーン・フォンダ、ポーリーナ・ポリスコワなどエイジングを受け入れる他のセレブたちとともに、美の理想像には男女差別があることに光を当てている。

「私たちは洗脳されてきた。長い間そう言われてきたので、心理的な問題なの。女性はありのままの自分に満足することが許されなかったけど、年齢を重ねた男性はセクシーだと教えられてきたから、そう思い込んでいるだけ」

2021年からグレイヘアを実践しているアンディは、こうした考えを意識的に明かし、スクリーン内外でありのままの自分を大胆に見せている。「悪戦苦闘したけど、今の自分にずっと心地よさを感じている。年齢を重ねた女性である自分を愛しているし、楽しんでいる。今も変わらずセクシーな気分よ」

そんな彼女は今、俳優としての人気が再燃中だ。以前はキャスティングの際に、若くはないけれど、十分に歳をとってもいないと見なされ、その狭間で行き詰まっていた。ありのままの自分を丸ごと受け入れる自由は、気分を上げてくれただけでなく、俳優として磨きをかける役にも立っている。

「若くないのだから若いフリをしなくていい。それが助けになって、演じるキャラクターを深く掘り下げることができると思う。そうするには、もがき、人と戦わなくてはならない。年齢を重ねた女性として、何が本当か、自分でわかっていることのために戦う必要がある」と彼女。

この数ヶ月、こうした思いを多くのインタビューで語ってきた彼女。2023年3月にはケイティ・クーリックのインタビューで「若く見せようとすることに疲れた。年齢を重ねたい。若くなりたくない。ずっと若くいようと頑張っていたから」と述べていた。

若さが尊ばれる世の中では、ある特定のルックスや振る舞いをしなければいけないというプレッシャーに簡単にハマってしまう。が、アンディは、視点を変えれば満足感を覚えることは簡単だと、改めて気付かせてくれる。