激しい濡れ場がある出演作も、両親と…「虎に翼」出演中の森田望智(27)が“憑依型のカメレオン女優”になるまで

AI要約

NHKの朝ドラ「虎に翼」で、森田望智が注目の演技力を発揮している。

森田は幅広い役柄を演じ、カメレオン女優としての評価が高い。

下積み時代を経て、ネットフリックスドラマ「全裸監督」で注目を集めた森田望智の成長が著しい。

激しい濡れ場がある出演作も、両親と…「虎に翼」出演中の森田望智(27)が“憑依型のカメレオン女優”になるまで

「だめよ、そんな。親不孝なことばかり言ってちゃ」

 NHKの朝ドラ「虎に翼」で、伊藤沙莉演じる猪爪寅(とも)子(こ)の親友・米谷(猪爪)花江を演じるのが、森田望(み)智(さと)(27)だ。

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 昨年、「バイバイ、マイフレンド」(フジテレビ)で地上波連ドラ初主演。今年はネットフリックス配信の実写版「シティーハンター」でヒロインを演じるなど、引っ張りだこの森田。

「『シティーハンター』では、原作漫画でヒロインがしばしば披露するガニ股まで再現しており、ファンからも高い評価を得た。同作での天真爛漫なヒロインから朝ドラでのしたたかな妻まで、幅広い役柄を演じ、“憑依型のカメレオン女優”として評価が急上昇中です」(芸能記者)

 じつは下積み時代が長かった。1996年、神奈川県に生まれ、小学生時代からバレエとフィギュアスケートを習い、14歳の頃に子役として芸能界デビュー。当初はなかなか芽が出ず、アルバイトをしながらオーディションを受ける日々が続いた。

 だが、早くから“憑依型女優”の片鱗を見せていた。2016年に出演したコメディ映画「キスは命がけ!」のごとうたつや監督が振り返る。

「当時から、一度スイッチが入ると見入ってしまうようなお芝居をする女優さんでした。正統派ヒロインというより、存在感で目立つ役が似合っていた。共演者ともキャッキャと楽しそうにして、自分の出番じゃなくても撮影を見に来て、よく笑っていた。それでも、台本を読んだらスッと役に入ってくれて、飲み込みの速さはさすがでした」

 そんな森田の名を一躍有名にしたのが、19年にネットフリックスで配信されたドラマ「全裸監督」だ。山田孝之演じる主人公・村西とおるに大きな影響を与えるヒロインの恵美(AV女優・黒木香)役を体当たりで熱演し、世間を驚かせた。

「黒木さんのトレードマークでもあるワキ毛を、マジックペンとアイラインで自ら描いてオーディションに臨んだそうです。もちろんそんなことをしたのは彼女だけ。役を勝ち取った後は自前のワキ毛を伸ばし、完全に黒木香になり切っていた」(前出・記者)

 前出のごとう監督が語る。

「『全裸監督』が大ヒットした後に彼女と会った時、『すごいね。夢が叶ったね』と言ったら『ありがとうございます!』と嬉しそうでした。数年で随分大人になっていましたね」