ササノマリイ、自身がOPテーマを手掛けたアニメ『ヴァニタスの手記』の大ファンだと明かす

AI要約

ササノマリイが『誰だってNeed Music』のMCとして登場し、アニメ「ヴァニタスの手記」のOPテーマ曲について語る。

ササノが自身の曲「空と虚ろ」を紹介しながら、制作のプレッシャーや歌詞作りのエピソードを明かす。

リスナーに楽曲「空と虚ろ」をチェックするよう呼びかける。

ササノマリイ、自身がOPテーマを手掛けたアニメ『ヴァニタスの手記』の大ファンだと明かす

■「『ヴァニタスの手記』はめっちゃ好きな作品なので、プレッシャーがとんでもなくて。当時の僕にとってはけっこうな挑戦だった記憶があります」(ササノマリイ)

注目のアーティストが月替りMCで出演し、音のセルフ・ライナーノーツをお届けする『誰だってNeed Music』。6月はビートメイカー/プロデューサー/シンガーソングライターのササノマリイが担当MCとして登場。6月23日の放送では、2021年にリリースされた『空と虚ろ』をレコメンドした。

「お聴きいただいているのは、2021年にリリースしたEP『空と虚ろ』のタイトルトラック『空と虚ろ』です」と、ササノ自身の曲紹介で始まったこの日。

「この曲はアニメ『ヴァニタスの手記』のOPテーマとして作った曲です。『ヴァニタスの手記』はフランス、パリを舞台に、吸血鬼(ヴァンピール)を救う者として突如あらわれた主人公・ヴァニタスが織りなしていく物語で……」と、まずアニメについて流暢に解説したササノは、続けて自身の原作愛を語り始める。

「めっちゃ好きな作品なので、テーマ曲のお話をいただいた時のプレッシャーがとんでもなかったんです。『この作品の主題歌をササノが……?』という気持ちと、『どうにかしてこの作品に寄り添いたいぞ』という気持ちが入り混じって、当時の僕にとってはけっこうな挑戦だった記憶がありますね」とオファーを受けた時の気持ちを振り返ったササノ。

「“ヴァニタス”という言葉がラテン語で“空虚、虚栄”を意味することは美術用語として知っていたので、そこから楽曲を『空と虚ろ』と名付けました」と楽曲タイトルの意味について説明すると、話題は楽曲のサウンドと歌詞の誕生へと迫る。

ササノいわく、サウンド面では「僕自身がケルト音楽やブルガリアの音楽など、民族音楽や各国特有の伝統音楽が好きなこともあって、『空と虚ろ』を作るにあたっては『ヴァニタスの手記』の世界観に寄り添えるようにと、フランス音楽の要素を入れさせていただきました」と、アニメとリンクさせるような工夫が凝らされているのだという。

そして、歌詞に関してまず語ったのが、「原作のマンガが好きで読んでいたこともあって、(主要登場人物である)ヴァニタスとノエの関係性などにだいぶ影響を受けているのですが。でも、そこはマンガを読んでくれ! アニメを見てくれ! ということで(笑)」という、ファンであり作り手でもあるというなかでの葛藤。

続けて「僕自身もいちファンとして、ほかのファンの方々をガッカリさせたくないし、作品の影響を受けているとはいえ、ネタバレは避けたかった。なので、作品の明るい面をフィーチャーする方向で歌詞を考えて、結果として良い形にできたと思っています」と話し、原作愛を持って臨んだ歌詞作りのエピソードをまとめた。

番組の最後、「そんな『空と虚ろ』、ぜひぜひチェックして下さい」とリスナーに呼びかけたササノマリイ。リリースやライブ情報は、公式サイトをチェックして欲しい。

『誰だってNeed Music』は、J-WAVE(81.3FM)で毎週日曜午後に放送中の『SAISON CARD TOKIO HOT 100』内で、13時30分~、15時25分~(※)放送。注目アーティストが月替りでMCを担当し、自身の楽曲を毎回一曲ずつ紹介。熱量の高いセルフラーナーノーツで、楽曲の新たな魅力を伝えていく。

『THE FIRST TIMES』では、放送しきれなかったMCの言葉もノーカットで紹介。radikoでは、放送後から1週間、視聴可能となっている。