「祝福ムードに見えない…」フジテレビがドラマ合同会見に報道陣を呼ばなかった複雑すぎる〝事情〟

『フジテレビドラマライブ2024・夏』と題した７月期の連続ドラマ５本の合同会見イベントが11日、東京・台場の同局で行われた。アイドルグループ『Snow Man』の目黒蓮（27）や、今月７日に『Hey! Say! JUMP』（以下『JUMP』）の有岡大貴（33）との結婚を発表したばかりの女優の松岡茉優（29）ら総勢15人の出演者が出席したことを、各メディアが報じた。

報道によると、イベントに出席したのは、月９ドラマ『海のはじまり』で主演を務める目黒と女優の有村架純（31）、月10ドラマ『マウンテンドクター』に主演の杉野遥亮（28）、水10ドラマ『新宿野戦病院』にW主演の小池栄子（43）と仲野太賀（31）、木10ドラマ・木曜劇場『ギークス～警察署の変人たち～』に主演の松岡、金９ドラマ『ビリオン×スクール』に主演の山田涼介（31）ら15人。中でも、松岡は結婚発表後、初の公の場となりその発言が注目された。

しかし、松岡の口から結婚報告はなし。司会のアンタッチャブル・山崎弘也（48）が「結婚おめでとうございます！」と祝福すると、俳優陣や観覧客も拍手。松岡は笑顔で会釈し、幸せそうなオーラを放ったというのだが……。

「キャスト陣15人の集合写真、本来、松岡さんは結婚で注目されていたので、センターポジションに腰を据えても良かったはずでした。ところが、ポジションは前寄りの端のほうで、衣装も地味。フジから配信された写真からは、まったく〝祝福ムード〟は感じられませんでした」（テレビ誌記者）

通常、各局は各ドラマごとに制作発表会見を行うことが多いが、コロナ禍が明けてからは、TBSではGP帯（ゴールデン・プライム帯、午後７時～11時）のドラマの合同会見を行うのが恒例になった。

今回のフジもそれにならった形だが、TBSは日曜劇場（午後９時）、火曜と金曜の午後10時のドラマの３枠。GP帯で５つのドラマ枠を抱えるフジのほうが大規模だったが、明らかにTBSとは様相が違ったというのだ。

「TBSは普通に各メディアの記者が出席、さらには観覧客も入れての会見でした。ところが、フジは観覧客は入れたものの、メディアの記者は入れず。会見の様子は原稿と写真を同局から一斉配信するという形式でした。そうなったのは、いろいろ想定外の〝大人の事情〟があったからだと囁かれているのです」（芸能記者）

もちろん、会見４日前の松岡の結婚は想定外だったはずだが、ほかにもデリケートな問題があったようで……。

「松岡さんと結婚した有岡さんと同じ『JUMP』に所属の山田さんが会見に出席していました。山田さんの事務所としては、有岡さんのことを聞かれたくなかったようです。有岡さんの結婚に対して、ネット上では荒れるファンもいたので、これ以上、『JUMP』のファンを刺激したくなかったのでしょう。

また、『新宿野戦病院』主演の小池さんは、’09年12月に自身と夫で元格闘家の坂田亘氏（51）の離婚危機の記事を書いたあるスポーツ紙に損害賠償や謝罪広告の掲載を求めて’10年７月に提訴し、’13年12月に勝訴。以来、そのスポーツ紙を〝出禁〟にしています。とはいえ、合同会見ともなれば、他の事務所を巻き込むわけにはいきません。

さらに、有村さんは『King & Prince』の高橋海人さん（25）と昨年末に交際を報じられましたが、まだ、公の場でコメントしていない。それで、集まった報道陣から不穏な質問が飛ばないように〝予防線〟を張ったのではないかと噂になっているのです」（同前）

翌日の各メディアではこの合同会見の様子が報じられていたが、現場に記者もカメラマンもおらず、送られてきた文字データと写真だけで作られたため、どの媒体の記事もあまり変わり映えがしなかった。

「それでもフジから配信された文字データは膨大な量で、５本ぐらい記事を上げた媒体もありました。豪華俳優陣が15人も顔をそろえた大掛かりなイベントでしたが、放送は６月29日、土曜午前の関東ローカルのみ。どこまで番宣になったのかは正直疑問です。『報道陣を呼ばないのなら、TBSの真似をして合同会見にする必要があったのか』と内部で批判の声もあがっていたそうです」（同前）

作品ごとの会見のほうがドラマにも視聴者のためにもよかったのかもしれない。

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