小林幸子、デビュー60周年 シングル作品は100作の『ラスボス』は「順風満帆だったわけではありませんが歌が好き、ぶれずにこられた」

AI要約

歌手の小林幸子(70)が16日、デビュー60周年パーティーを開いた。昭和、平成、令和と歌謡界を走り続けてきた小林は、感謝の思いを伝えながら生涯現役を誓った。

パーティーでは100人の関係者が出席し、能登半島地震の影響を考慮して規模を縮小して行われた。懐かしい映像の上映や代表曲の熱唱が行われ、子どもたちも祝福の歌を捧げた。

小林は60年のキャリアを振り返りながら、歌が好きであることが原動力であり、今後も新たな挑戦を続ける意向を示した。

小林幸子、デビュー60周年 シングル作品は100作の『ラスボス』は「順風満帆だったわけではありませんが歌が好き、ぶれずにこられた」

 歌手の小林幸子(70)が16日、東京都内でデビュー60周年パーティーを開いた。1964年6月5日に「ウソツキ鴎」でデビュー。昭和、平成、令和と歌謡界の第一線を走り続けてきた小林は、関係者らに感謝の思いを伝えるとともに「歌が大好きです。歌い続けられるまで歌っていきます!」と生涯現役を誓った。

 パーティーにはゆかりの関係者約100人が出席。当初は1000人規模のうたげを予定していたが、能登半島地震で多くの被災者が出たことなど、社会情勢を考慮し規模を縮小して催した。

 会場では60年の足跡をたどる懐かしい映像の上映のほか、小林が代表曲「雪椿」などを熱唱。親交があるピアニスト・ハラミちゃんのピアノ演奏でヒット曲「おもいで酒」も披露した。

 故郷・新潟からは、小林が震災復興を目的に米作りを続けている長岡市山古志地域(旧山古志村)の子どもたち7人もお祝いに来場。「デビュー60周年、おめでとうございます!」と、祝い歌「天神ばやし」の大合唱を小林にプレゼントした。

 パーティーを前に会見した小林は、60年を振り返って「応援してくださる皆さんに感謝したい。60年、順風満帆だったわけではありませんが、歌が好きということがぶれずにやってこられた原動力、エネルギー源になったと思います。声が出る限り歌い続けていきたい」と力を込めた。

 これまで世に送り出したシングル作品は100作。近年は演歌にこだわらず、ネットの世界などにも進出し”ラスボス”の愛称で若い世代の人気も集めてきた。小林は「演歌の世界を出て、知らない世界も知りました。これからも新しい出会いを大事に、今日のことを精いっぱいやっていきたい。面白いこともたくさん考えています」とさらなる進化を約束した。

 8月1、2日には東京・新橋演舞場で60周年記念公演を開く。