写真集では〝ほぼ全裸〟カットも…戦隊ヒーローから〝鼻血女〟まで 逢沢りなが辿った〝軌跡〟

AI要約

逢沢りなが戦隊ヒーロー時代からの〝癖〟について語る。オーディション合格前は普通の高校生だったが、出演が決まるとアクションレッスンに参加し、身につけた戦隊ヒーローの身のこなしは今でも役立っている。

逢沢は様々なドラマに出演してきたが、昨年は3本の連ドラに出演し、大胆な濡れ場も披露。今年の4月期には「おいハンサム!!2」で謎の〝鼻血女〟翔子役を演じ、SNSなどで話題を集めた。

役柄が悪女を多く演じてきた逢沢は、今後は爽やかで感じのいい女性の役もやってみたいと語る。写真集では映画『愛人/ラマン』の世界観をモチーフにした大胆な姿を披露している。

写真集では〝ほぼ全裸〟カットも…戦隊ヒーローから〝鼻血女〟まで 逢沢りなが辿った〝軌跡〟

「正義の味方だから、間違ったことをしているところを子供に見られてはいけない。だから信号を守るとか、そういうことは大事でした。どんなに急いでいても、信号は絶対に守っていましたね。それは今でも。もう体に染みついちゃってる感じです(笑)」

戦隊ヒーロー時代からの〝癖〟について語るのは、6月12日に12年ぶりの写真集『月刊 逢沢りな』を発売した女優・逢沢りな(32)。グラビアやモデルなど幅広く活躍する彼女だが、その〝原点〟は’08年のデビュー作である『炎神戦隊ゴーオンジャー』のゴーオンイエロー・楼山早輝だ。キュートな初々しいルックスで注目を集めた当時のことや、直近の4月期ドラマ『おいハンサム!!2』では登場するたびにSNSをざわつかせた〝鼻血女〟翔子役を演じたときのことなどを聞いた。

逢沢いわく、『ゴーオンジャー』のオーディションに受かるまでは「本当に普通の高校1年生だった」とのこと。冒頭のコメントにもあるように、戦隊ヒーローになってテレビに出るということは、世界が180度変わるような出来事だったようだ。

「当時、演技のレッスンは受けていたんですけど、出演が決まってからは、アクションレッスンというのに参加させてもらいました。中学でバレーをやっていたので体力はあったんですが、やったことがない動きなので、本当に大変でしたね。回転したり、ポージングしたり、殺陣みたいなアクションをスーツアクターの方たちと一緒にやったり。とにかく大変だった記憶があります。

しかも、私以外のメンバーは、皆さん芸能界でデビューされている方たち。私からしたらもう完成されているお兄さんお姉さんたちですごくキラキラして見えました。周りのメンバーについていくのに必死でしたね」

学業との両立も大変だったようだ。朝に学校に行ってから、そのまま東映の撮影所に通う日々だったという。そこまで苦労して身につけた戦隊ヒーローの身のこなしは、現在でも役に立つことがあるようだ。

「『おいハンサム!!2』で、手すりからジャンプして階段をショートカットする場面があったんです。それを監督さんに『ポージングというかフォルムがすごく綺麗でした』って褒めていただけたことがあったので、それはもしかしたら戦隊をやっていた影響なのかなって(笑)」

これまで数々のドラマに出演してきた逢沢。昨年は3本の連ドラに出演し『サブスク彼女』(朝日放送)では恋愛強者のバリキャリ女性を演じて大胆な濡れ場も見せている。そんな彼女が今年の4月期に演じてSNSなどで話題になったのが『おいハンサム!!2』の〝鼻血女〟こと翔子だ。

翔子は大企業に勤めるOLで、伊藤家の三女・美香(武田玲奈)の彼氏であるユウジ(須藤蓮)のファン。鼻血を自由自在に出すことができるのか、ユウジの前に現れては鼻血を出して「静かなところで休めば治るかも」と、ホテルへ連れ込もうとする謎の女だ。ユウジだけでなく、美香の姉・由香(木南晴夏)の元カレ・大森(浜野謙太)が同僚の渡辺(太田莉菜)と仲良くしている場面を目撃すると、今度は大森に迫ろうとする。そのため、ドラマで彼女が登場するたびにSNSではその謎の行動についてさまざまな考察がされたのだ。逢沢のもとにはどんなオファーがきたのだろうか。

「〝鼻血を自由自在にあやつる女〟という設定は最初にいただいた資料にありました。コメディは今まであんまりやってきたことがないので、不安はありましたね。でも前作の世界観がとても好きだったので、作品に出演できることへの嬉しい気持ちのほうが大きかったです。すごく個性のあるたくさんのキャラクターがいて、その中の1人として、見てくださる方に何かインパクトが残ればいいなって思って演じていました」

結局、ドラマの中では翔子がなぜ、ユウジや大森を次々に狙ったのか、謎のまま終わっている。その点について演じていた逢沢はどう思っているのだろうか。

「彼女は人のものが気になるタイプなんでしょうね。細かいところですけど、美香さんはよくミニスカートをはいているんですが、翔子はそれをちょっと真似しているんじゃないかって思うんです。ユウジに迫るときの翔子はミニスカートで登場することが多かったんですよ。

大森さんに興味を示していたときも、渡辺さんの髪型にちょっと寄せてタイトめに結んでいたりするんです。気になる男性のそばにいる女性の、服装だったり、髪型だったりにちょっと寄せているという設定がありました。でも、彼女がなぜ他人の男が気になるのかは私も謎のままですね(笑)。

監督からはナチュラルにセリフを言うように指導されました。結構皆さん自然な感じで喋っているんですよね。なんかコメディーってすごく大げさな芝居をするイメージだったんですけど、全然違って。そういう肩の力が抜けた感じが、また作品の魅力だったりするのかなって勉強になりました」

今回はとくにクセ強めな役だったが、実は逢沢はこれまで悪女を演じてきたことのほうが多いのだという。パッと見は正統派ヒロイン寄りのルックスではないかと感じるのだが、見た目とのギャップを狙ってのオファーなのだろうか。今後はどんな役柄をやってみたいか聞いてみた。

「そうですね。やっぱり今までは悪女、結構多いですね(笑)。だから、そうじゃない役柄をやってみたいです。『新・牡丹と薔薇』(’15年、フジテレビ系)をやらせていただいた時から、悪女役が増えました。実は演じていて楽しいので、そういう役柄もやりたいです。でも爽やかで感じのいい女性の役も…いいですよねえ、爽やかって(笑)」

写真集『月刊 逢沢りな』では「悪女」とも「爽やか」ともまた違う、映画『愛人/ラマン』の世界観をモチーフにした大胆な姿を披露している。また一つ新たに見せてくれた彼女の表情にも注目だ。