雪山が舞台のサスペンススリラー『越境者たち』7月19日公開決定 ポスター&予告編も

AI要約

極寒のアルプス国境でのサバイバルを描いた映画『White Paradise(原題)』が、『越境者たち』の邦題で7月19日より全国ロードショーされることが決定した。

自由を求める亡命者が雪に覆われた極寒のイタリアンアルプスで決死のサバイバルに挑むサスペンススリラーで、主演は第75回カンヌ国際映画祭女優賞受賞のザーラ・アミール・エブラヒミ。

フランス人男性とアフガニスタン人女性の出会いから始まる物語で、自然の脅威に立ち向かいながら亡命を求める姿が描かれる。

雪山が舞台のサスペンススリラー『越境者たち』7月19日公開決定 ポスター&予告編も

 極寒のアルプス国境でのサバイバルを描いた映画『White Paradise(原題)』が、『越境者たち』の邦題で7月19日よりヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、新宿武蔵野館ほかにて全国ロードショーされることが決定した。

 本作は、自由を求める亡命者が雪に覆われた極寒のイタリアンアルプスを舞台に、決死のサバイバルに挑むさまをスリリングに描いたサスペンススリラー。本作が長編デビュー作となったギョーム・レヌソンが監督・脚本を務めた。

 主演を務めたのは、『聖地には蜘蛛が巣を張る』で第75回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞したザーラ・アミール・エブラヒミ。自らもイランからフランスに亡命したエブラヒミが、フランスを目指す女性チェレーを演じた。チェレーに手を貸す男性サミュエルを演じたのは、『苦い涙』『理想郷』などのドゥニ・メノーシェ。そのほか、『シャトーブリアンからの手紙』のヴィクトワール・デュボワ、『僕のスウィング』のオスカー・コップ、『ウィークエンド・ファミリー』のロクサーヌ・バラズーらがキャストに名を連ねた。

 妻を事故で亡くし、失意の淵にあったフランス人サミュエル(ドゥニ・メノーシェ)は、娘を友人に預けてイタリアの国境を越えたアルプスにある別荘の山小屋で週末を静かに過ごそうと考えていた。しかし、その山小屋には亡命のためフランス側にある難民施設へ向かうアフガニスタン人女性チェレー(ザーラ・アミール・エブラヒミ)が避難していた。翌朝、山を越えてフランスへ向かうというチェレーを放っておけずに道案内を引き受けたサミュエルだったが彼らを襲うのは雪山の脅威だけではなかった。

 あわせて予告編とポスタービジュアルも公開。予告編では、アルプスにある山小屋で出会ったサミュエルとチェレーが大自然の脅威に晒された上、亡命を阻止したい何者かに追われながらも自由のために進もうとする姿が捉えられている。