“人生は一度きり!” 中国の国民的コメディアン&女優ジャー・リンが、安藤サクラ主演の『百円の恋』をリメイク 映画『YOLO 百元の恋』

AI要約

安藤サクラ主演の『百円の恋』が、中国でコメディアン兼女優のジャー・リンによる監督・主演でリメイクされた映画『YOLO 百元の恋』の日本公開が決定。映画のストーリーとジャー・リンの準備過程について述べられている。

『百円の恋』の10年後の新たな展開に関わる足立紳や武正晴監督の感想。両者の愛とリスペクトが『YOLO 百元の恋』に込められている。

映画『YOLO 百元の恋』の公開日やジャー・リンの役作りについての詳細も記載されている。

“人生は一度きり!” 中国の国民的コメディアン&女優ジャー・リンが、安藤サクラ主演の『百円の恋』をリメイク 映画『YOLO 百元の恋』

2014年に公開された、安藤サクラ主演の『百円の恋』が、中国で国民的人気を博すコメディアン兼女優のジャー・リンによる監督・主演でリメイクされた。この度、映画『YOLO 百元の恋』の日本公開が決定し、予告映像、ポスタービジュアルが公開された。

本作は、『热辣滚烫』(読み:ルーラーグンタン)のタイトルで本国では2024年2月10日に公開され、中国でリメイクされた日本映画の最高興行収入記録を大幅に更新する大ヒットを記録。

32歳、無職で実家に引きこもる筋金入りの怠け者ドゥ・ローインはある⽇、出戻りの妹と⼤喧嘩をし、とうとう家を出る⽻⽬に。そんななか、ローインは偶然出会ったボクサーのハオ・クンに⼀⽬惚れし、ボクシングを始めることになったが、試合に負けたクンはジムを辞めて姿を消してしまう。何もかもを失ったローインは、ボクシング⼤会への出場を決意するのだが‥‥。

監督・主演を務めるジャー・リンは、中国を代表するコメディアンのひとり。日本でも2022年に公開された『こんにちは、私のお母さん』は、彼女が脚本・主演を務めた最初の作品で、中国国内では歴代2位の興行収入を記録した。

そんなジャー・リンが『百円の恋』で主演を演じた安藤サクラに感銘を受けたことを機に、中国の映画会社が東映グループにリメイクのオファーをして本作の制作が決定。そんな経緯もあり、『百円の恋』の脚本・足立紳、監督・武正晴、プロデューサー・佐藤現は監修として開発段階から本作に参加した。

ジャー・リンは本作の撮影のために1年以上メディアから姿を消し、撮影前にまず体重を20kg増量。本編の撮影と並行して超過酷なトレーニングを続け、約9カ月かけて50 kg以上の減量を成功させるなど、『百円の恋』に対する並々ならぬリスペクトと役者魂を込めて撮影に挑んだ。

邦題の「YOLO」とは、「You Only Live Once.」の頭文字を取った「人生は一度きり」という意味の言葉。これは本作がアメリカ公開された際のタイトルでもあり、ジャー・リンが本作の主人公に自分自身の「国民的大人気コメディアン」としての生きざまを反映させ、作品を通して観客に伝えたかったメッセージにもなっているという。

【コメント】

▼足立紳 (『百円の恋』脚本)

『百円の恋』の公開から10年、まさかこんな形で新たに生まれ変わった作品が日本で公開されるとは夢にも思いませんでした。10年前の公開時もワクワクした気持ちでいっぱいでしたが、今はそれとは別のワクワク感でいっぱいです。『YOLO 百元の恋』の放つ強烈なパンチをどうぞ劇場に浴びにきてください!

▼武正晴 (『百円の恋』監督)

2011年、足立紳さんがシナリオを書いて来てくれた。喫茶店で読後、「足立やったな」と震えた。

2012年、周南絆映画祭の大橋広宣さんが読んでくれた。黒澤満さん、丸山昇一さん、松田美由紀さんが松田優作賞に選んでくれた。

2014年、安藤サクラさんがシナリオを読んで、オーディションに来てくれた。

10年後、中国のジャー・リンさんが、主演、監督でリメイクしてくれた。

監督、スタッフの「百円の恋」への愛とリスペクトに包まれた「YOLO 百元の恋」に胸が熱くなった。映画を信じてきて良かった。ジャー・リンさんの情熱をどうか客席で浴びまくって欲しい。

映画『YOLO 百元の恋』は、2024年7月5日(金)より全国ロードショー。