平泉成 超大物監督作品出演時に「警察が来ましたけど」の過去 「私一人だけ橋のとこでぶら下がって…」

AI要約

俳優の平泉成が、北野武監督の映画での驚きのエピソードを明かす。

北野武監督の印象を振り返り、現場での意外な出来事を語る。

現場での特別な演出やエピソードについて述べ、思い出を振り返る。

平泉成 超大物監督作品出演時に「警察が来ましたけど」の過去 「私一人だけ橋のとこでぶら下がって…」

 俳優の平泉成(80)が5日、フジテレビ「ぽかぽか」(月~金曜前11・50)にゲストとして生出演。北野武監督(77)の映画での驚きのエピソードを明かした。

 数々の作品に出演してきた平泉は北野監督の映画「その男、凶暴につき」(1989年)にも出演した。北野監督の印象について問われると、平泉は「あの時のたけしさん、僕は私生活で一度も会ったことがない方で、現場へ来て。テレビで物凄く売れてて、たけし軍団がうわっといて。だからそういう感じで現場に来るのかなと思ったら、誰一人たけし軍団さんはついて来なくて」「テレビで見てるたけしさんのイメージとは全然違ったですね」と振り返った。

 「“じゃあやりましょうか”ってさらっと始めて、さらっと終わっていくと。結構早く終わってね」と平泉。特別な演出については「あんまりおっしゃらない人でしたけど。でもまあねえ、言われた通りにやるしかないなと思ってた」と打ち明けた。

 「これ、台本がどんどん変わっていきましたんでね」とも明かし、「“ここで首吊って死んでます”ってさ。“橋げたにこうやって首吊って死んでます”って言うんだよ」との出来事があったという。すると監督やスタッフからは「“僕らは遠くから(カメラで)狙うんで、現場にはいません”と」言われたとし、「で遠い方まで行っちゃって。私一人だけ橋のとこでぶら下がって残されたんですよ」と回顧した。

 下は川で、自身の横を船が通ったこともあったというが、「船のおじさんたちも別にびっくりもしないで。ええーっ、びっくりしないのと思ったら自然に通っていくんですよ」と平然。警察を呼ばれるのでないかと言われると、「まあ警察は来ましたけどね。“何やってんだ”って。たけしさんたち向こうへお逃げになって」と笑わせた。

 その後、弁当の時間になり、「食べる?」と言われたと言うが、首を吊られたままだったため「食べようがないじゃないか」と苦笑い。「ちょっとね、そんなのが思い出に残ってますね。面白かったですけどね」としみじみと話した。