草笛光子×唐沢寿明、映画『九十歳。何がめでたい』アドリブ混じりの掛け合いが微笑ましい本編映像解禁

AI要約

100歳の現役作家・佐藤愛子と90歳の現役俳優・草笛光子がタッグを組んだ映画『九十歳。何がめでたい』から、草笛と唐沢寿明のアドリブ演技がユニークなシーンが解禁された。

昭和気質な編集者と昔ながらの作家のやり取りを中心としたストーリーで、編集者が作家を説得しようと奮闘する様子が描かれる。

唐沢と草笛の息の合った掛け合いや演技力が光る本シーンでは、ユーモア溢れるやり取りが展開されている。2人の関係がどう進展していくのか、続きも気になる。

草笛光子×唐沢寿明、映画『九十歳。何がめでたい』アドリブ混じりの掛け合いが微笑ましい本編映像解禁

 100歳の現役作家・佐藤愛子と90歳の現役俳優・草笛光子のタッグによる映画『九十歳。何がめでたい』(6月21日公開)より、草笛と唐沢寿明のアドリブ混じりのやり取りがユニークな本編シーンが解禁となった。

 本作は、主人公・佐藤愛子(草笛)が、作家生活を引退し来客もなくなり鬱々と過ごしていたところに、時代遅れな中年の編集者・吉川真也(唐沢)がエッセイの依頼を持ち込むところから始まる物語。

 時代の変化に適応できずに昭和気質な言動で仕事も家庭もうまくいかない吉川だったが、異動先の編集部で持ち上がった愛子の連載エッセイ企画の担当に立候補。愛子を説得して周囲を見返してやろうと意気込んでいた。しかし、断筆宣言をした愛子の意思は固く、愛子のことをよく調べもせずに調子の良いことばかりを話す吉川は軽くあしらわれてしまう。それでもあきらめない吉川は愛子の経歴を入念に調べ、こん身の手土産を持って準備万端で愛子の家を再訪問。

 「先生の歯切れのいい言葉を求めていると思うんです」と説く吉川に対して、「突然書けなくなるかもしれないから」と切り返す愛子。吉川は「書けなくなったら連載終了で構いません!」と歩み寄るも、手土産だけ受け取られて追い返されてしまう。

 日をあらためて再訪問すると「腱鞘(けんしょう)炎なの」と痛々しそうに包帯を巻いた手を見せる愛子に、「腱鞘炎の名医にお連れします」と病院へ連れ出そうとする吉川。お互いに一歩も引かない舌戦を繰り広げる2人だったが、吉川が手土産を持ち帰ろうとすると愛子は思わず痛めているはずの手で押さえつける。すかさず吉川に「痛くないんですか?」と突っ込まれるも「痛い!」と言い張る愛子。

 息ピッタリに軽妙な掛け合いを見せている本シーンの撮影では、唐沢が草笛にアドリブをしかける場面もあったそうで、2人の確かな演技力と信頼関係があったからこそ成立した貴重なワンシーンともいえる。手土産と連載を巡る駆け引きから始まった愛子と吉川の関係はここからどのように進展し、大ヒットエッセイが誕生するまでに至るのか。2人の掛け合いにも注目だ。

 あわせて、愛子と、愛子が劇中で飼っていた愛犬ハチをモチーフにしたLINEスタンプ(全8種)が無料配信中。原作でも人気の“愛子らしい”台詞と共に、草笛のさまざまな表情がLINEスタンプになっている。ダウンロード期間は8月26日まで(先着順)。