FANTASTICSの木村慧人がドラマ初単独主演、11日スタート、TBSドラマストリーム「さっちゃん、僕は。」への思いを披露

AI要約

ダンス&ボーカルグループ・FANTASTICSの木村慧人(24)が主演するTBSドラマストリーム「さっちゃん、僕は。」が、過激なラブストーリーを描くドラマで、木村が主演の重責を全力で引き受ける姿勢を見せる。

作品は、大学進学のため上京した主人公の京介が、地方から来た恋愛対象のさっちゃんとの関係から始まり、人妻である隣人の紫乃との逢瀬が物語を展開していく。木村は役柄に準備を重ね、インティマシー・シーンやキャラクターの複雑さに挑む。

木村は座長を務める中、共演者やスタッフと一体となって、熱気溢れる制作現場を築く。苦労しながらも役に没頭し、キャストとの結束を力強く語っている。

FANTASTICSの木村慧人がドラマ初単独主演、11日スタート、TBSドラマストリーム「さっちゃん、僕は。」への思いを披露

 ダンス&ボーカルグループ・FANTASTICSの木村慧人(24)が主演し、11日にスタートするTBSドラマストリーム「さっちゃん、僕は。」(火曜午後11時56分、一部地域除く)の取材会に木村が出席、「すごく挑戦的な役柄。ドラマ初単独主演で座長として現場を引っ張れるよう意識した」と思いを語り、「出演者1人1人が身を削りながら挑んだ作品。感情移入して楽しんでほしい」と熱くアピールした。

 原作は過激な内容が注目された朝賀庵さんの同名漫画(集英社ジャンプコミックス刊)。大学進学のため地方から上京した主人公・片桐京介(木村)は中山ひなの(19)演じる〝さっちゃん〟早智と遠距離恋愛中だったが、アパートの隣人の石川恋(30)演じる人妻・紫乃と関係を持ってしまったことから展開する背徳的ラブストーリーだ。

 木村は「親の愛を知らずに育った京介は人の愛し方を知らない。さっちゃんと出会ってどう変わっていくか。京介の周りに流されやすいところは共感もできたけど、京介は基本、人たらしで愛は分からなくても自然に優しくしてしまう〝天然人たらし〟です」と役柄に触れた。髪型も「ふだんが〝陽〟なので〝陰〟の京介を反映させた」と明かした。

 過激なインティマシー・シーン(性的な描写)もあり、木村は「初めてのシーンだったので感情を殺すのが大変でした。どうやったらきれいに映るのか、脱いだときの背中とか注目してほしい」と語り、「(筋肉が)バキバキにならないようほどよくパンプアップした」とこだわりも。

 ドラマについては、グループのメンバーにも話したといい、「慧ちゃん、いよいよか」と応援されたという。原作を意識し、「目が死んでいる京介を演じるため、しゃべりのトーンを変えたりもしたが、あまり作ってしまうとナチュラル感がなくなるのが難しかった。だけど、光がない目は習得しました」と苦労を説明。そんな一面に「メンバーからは『役抜けてないよ』と言われるほど、入り込んでいたと思う」。

 初回から目を離せないスピーディーな物語が展開する。「1度のトラウマで破滅の道に入ってしまう京介。さっちゃんが大好きだけど、紫乃も好きなのかなと思ってしまう自分勝手なところもあり、もうぐちゃぐちゃです」と桜田通(32)が演じる紫乃の夫も含めたゆがんだ〝四角関係〟を表現した。

 単独初主演で座長を担うことに「気負わず自然に。現場は良い雰囲気。キャストも同世代の方が多く、(ドラマ同様)大学に通っているようなムードです。寒い時期には入浴剤を差し入れて交換し合ったりも」と〝キャスト一丸〟を物語るエピソードを打ち明けた。