タメ口きく失礼な後輩にイライラ→許せた理由「友達みたいな距離感が心地よい」

AI要約

高校生記者が後輩との関係性について語る。

初めはタメ口を使う後輩に戸惑いを感じるも、徐々に受け入れる。

距離感や相手を尊重する気持ちが重要であり、新たな価値観を得るきっかけとなる。

タメ口きく失礼な後輩にイライラ→許せた理由「友達みたいな距離感が心地よい」

みなさんは部活や学校の先輩・後輩と、どう交流してきましたか? 敬語をきっちり使った関係性もあれば、友達のように距離の近い関係性もあると思います。僕はタメ口を使う後輩に出会い、新しい価値観を得られました。(高校生記者・ウグイ=3年)

僕は中学校から陸上部で活動しています。ある程度上下関係があり、先輩には敬語を使うことが当たり前でした。

しかし、高校2年生になったとき、タメ口を使う後輩Aが入学してきました。初対面でほとんど敬語を使わない人に出会ったのは初めてのことで、驚きと同時にイライラしたことを覚えています。

当初は言葉使いについて注意していましたが、今では注意することもなくなりました。現在までAは僕とのやりとりで、ほとんど敬語を使っていません。

初めは「そこまで親しくないくせに失礼なやつ」と思っていましたが、だんだんと「別にタメ口でもいいか」と感じるように。親しくなるにつれて、日常的な会話から連絡事項までタメ口で話すようになりました。

なぜ許容できるようになったのか。理由は2つあると思います。一つは自分の考えが柔軟になったこと。以前から「練習の準備は後輩がするもの」といった価値観に疑問を抱いていた僕は、「1歳しか違わないのだから友達のような関係でいいのかもしれない」と思うようになったのです。友達のような距離感の方がいい空気感で練習ができることにも気づきました。

もう一つは相手を尊重する気持ちです。例え友達であっても「ボケ」や「カス」など相手をばかにしたり、悪口を言ったりすることはいけないことです。僕とAはタメ口でやりとりをしても悪口を言う関係にはなっていません。タメ口であっても尊重し合える関係なのです。良い関係を作るには、どんな相手にも敬う気持ちを持つことが必要だと思います。

そんな風に築けた関係性は、僕に新しい価値観を与えてくれる良いきっかけになりました。人間関係を形成する中で、もし目の前に自分の常識から外れた人が現れても、頭ごなしに否定するのではなく、一度受け入れて理解してみることが大切だと思います。