札幌市立中学、教諭が267人の情報記載書類を体育館に置き忘れ…生徒十数人が中身見る

AI要約

札幌市教育委員会は、あいの里東中学校で女性教諭が生徒の個人情報含む資料を体育館に置き忘れ、複数の生徒に触れられる事案が発生。校外への情報流出は確認されていない。

教諭がファイルを置き忘れ、手元にないことに気付き捜したが見つからず、管理職への報告も怠っていた。

生徒が保護者に報告し、ファイルは館内で見つかり調査の結果、中を見た生徒もいたため、学校は保護者説明会を開いて謝罪した。

 札幌市教育委員会は24日、市立あいの里東中学校で、女性教諭が生徒の個人情報入りの資料を体育館に置き忘れ、複数の生徒の目に触れる不適切な事案があったと発表した。資料の中には、1年生267人の家庭環境や配慮すべき事項が記載されていた。校外への情報流出は確認されていない。

 市教委によると、教諭は4月10日、体育館で行われた学年集会に出席した際、資料の入ったファイルを置き忘れた。その後、手元にないことに気付き捜したが見つけられず、管理職への報告も怠っていた。

 資料を見た生徒が保護者に話したことで、18日になり学校に連絡があり事態が判明。ファイルは館内のステージの演台で見つかり調査の結果、2、3年生の十数人が中を見たことが分かった。同校は23日、保護者説明会を開いて謝罪した。