親子3人殺害事件、 被害夫婦の孫を殺人容疑で指名手配 静岡県警

AI要約

静岡県菊川市の民家で夫婦と次女が刃物で襲われて死亡した事件で、犯人が孫である片山宏一容疑者(27)による疑いが強まり、県警が逮捕状を取り、全国に指名手配した。

犠牲者は無職の渋谷昭一さん(87)、妻の育子さん(81)、次女の留美子さん(52)で、疑われる犯行後、片山容疑者は徒歩で逃走したという。

遺体には刃物で傷つけられた痕があり、県警は強い殺意があったとみて捜査を進めている。

親子3人殺害事件、 被害夫婦の孫を殺人容疑で指名手配 静岡県警

 静岡県菊川市本所の民家で、この家に住む夫婦と次女の3人が刃物で襲われて死亡した事件で、県警は29日、3人を殺害した疑いが強まったとして、夫婦の孫で住所・職業不詳の片山宏一容疑者(27)について殺人容疑で逮捕状を取り、全国に指名手配したと発表した。

 亡くなったのは、無職渋谷昭一さん(87)と妻の育子さん(81)、次女の留美子さん(52)。

 県警によると、片山容疑者は28日昼ごろ、渋谷さん方で3人を刃物で傷つけるなどして殺害後、徒歩で逃走した疑いがある。

 捜査関係者によると、3人の遺体にはそれぞれ刃物で傷つけられた複数の痕があり、県警は片山容疑者に強い殺意があったとみて調べている。現場には、凶器とみられる刃物が残されていた。

 渋谷さん方は、亡くなった3人と、50代の長女の4人暮らし。片山容疑者は、長女の息子という。事件当時、長女は外出中で、留美子さんから事件について連絡を受け、警察に通報していた。

 県警によると、片山容疑者は身長165センチぐらいで中肉。事件当時は黒い衣服を着用していた。(本間久志)