東海地方 静岡県の天竜で40℃超え 7月の1位を更新 30日も浜松で39℃予想

AI要約

東海地方での猛暑と熱中症の注意喚起

天竜(浜松市天竜区)で40.2℃を観測し、7月の最高気温を更新

明日も39℃の予想で危険な暑さが続く見込み

東海地方 静岡県の天竜で40℃超え 7月の1位を更新 30日も浜松で39℃予想

今日29日の東海地方は、体温超えの危険な暑さとなった所が多くなりました。天竜(浜松市天竜区)では40.2℃を観測し、7月の1位の値を更新しています。明日30日も、最高気温は浜松で39℃予想と、危険な暑さが続く所が多くなりそうです。

今日29日の東海地方は、朝から気温がグングン上がり、天竜(浜松市天竜区)では昼前に、最高気温40.2度を観測しました。一旦は、今年全国での最高気温を更新したものの、午後になって関東で最高気温40℃以上が続出しました。

なお、天竜(浜松市天竜区)の7月のこれまでの最高気温は39.9度です(2001年7月24日観測)。これまで7月に40℃以上を観測したことはなく、今日29日初めて7月とてしては40℃以上となったため、7月の1位の値を更新しました。

なお、天竜(浜松市天竜区)の年間を通しての最高気温は、2020年8月16日に観測した40.9℃です。

東海地方では、毎年のように最高気温40℃以上が観測されるわけではありません。

2019年~2023年までの過去5年を振り返りますと、2023年と2019年は40℃以上となった地点はありませんでした。

今年は、8月上旬の最も暑い時期を迎える前に、すでに最高気温40℃以上を静岡市や天竜(浜松市天竜区)で観測しています。この先も、危険な暑さに警戒を緩めないよう、体調管理に気をつけましょう。

※歴代の全国1位は、浜松市と熊谷市で観測された41.1℃

熱中症には、様々な症状があります。

はじめは「手足がつる」「立ちくらみ」「めまい」「生あくび」「筋肉痛」「筋肉のこむら返り」などです。また、汗が止まらない、あるいは、汗が出ないなど「汗のかき方がおかしい」というものもあります。

他にも「なんとなく体調が悪い」「すぐに疲れる」というのも初期症状です。また、周囲の方から見て「イライラしている」「フラフラしている」「呼びかけに反応しない」「ぼーっとしている」といった、いつもと違う症状も、熱中症を疑うポイントです。

症状が進むと、「頭痛」「嘔吐」「虚脱感」「倦怠感」「集中力低下」「判断力低下」などが起こります。

応急処置をしても症状が改善されない場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。自力で水が飲めない、応答がおかしい時は、ためらわずに救急車を呼んでください。

明日30日も、西日本から東日本は太平洋高気圧に覆われて、強い日差しの照りつける所が多いでしょう。ただ、上空の気圧の谷や今日29日よりも湿った空気が流れ込むため、岐阜県を中心に雲が多くなり、所々でにわか雨がありそうです。

最高気温は、浜松で39℃、名古屋や多治見、津、静岡では37℃、岐阜で35℃予想です。体温超えの危険な暑さが続く地域では、屋外での活動はできるだけ控え、冷房を適切に使用するなどでして、熱中症にならないよう十分な対策をしてください。