山口県や福岡県で大雨、避難指示・臨時休校相次ぐ…防府市で50世帯100人が一時孤立状態に

AI要約

梅雨前線の影響で山口県や福岡県で大雨が発生し、記録的短時間大雨警報が発表された。

山口県下関市では猛烈な雨が降り、倒木による通行止めや孤立状態が発生した。

北九州市では5万5611世帯に避難指示が出され、幼稚園や学校の臨時休校が行われた。

 活発化した梅雨前線の影響で、10日夜から11日にかけて山口県や福岡県などで大雨となった。山口県下関市付近では11日未明、1時間に約100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は2度にわたって記録的短時間大雨情報を発表した。

 同県防府市向島では11日午前1時頃、倒木で県道が塞がれて通行止めになった。向島・小田地区の約50世帯100人が一時、孤立状態になった。

 北九州市では土砂災害警戒区域など5万5611世帯10万3813人に避難指示が出され、11日は全ての市立の幼稚園や小中学校、高校、特別支援学校の計約200校が臨時休校した。

 気象庁によると、11日午前10時までの24時間降水量は下関市237ミリ、同県岩国市208・5ミリ、北九州市小倉南区84ミリなど。12日夜にかけて大雨となる恐れがあり、同庁は土砂災害や河川の氾濫への警戒を呼びかけている。

 同日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で、熊本県180ミリ、佐賀、福岡両県100ミリ、山口県60ミリ。