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通園バス「日常的に危険」と非難 静岡地裁判決、遺族は実刑評価
静岡県牧之原市の認定こども園である「川崎幼稚園」で2022年9月に起きた通園バス置き去り死事件について、前園長が禁錮1年4月の実刑を受けた静岡地裁判決が出された。
裁判では、園児が日常的に危険な状態に置かれていたと指摘し、通園バスの管理体制の不備を厳しく非難した。
被害者の父親は裁判結果を受けてほっとしたとし、事件の前に同様の事案があったにも関わらず、事前対策がなされなかったことを問題視した。
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静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で2022年9月にあった通園バス置き去り死事件で、前園長増田立義被告(74)を禁錮1年4月の実刑とした4日の静岡地裁判決は、「日常的に園児は危険な状態に置かれていた」と通園バスのずさんな管理体制を厳しく非難した。亡くなった河本千奈ちゃん=当時(3)=の父親(40)は閉廷後に記者会見し「実刑という言葉を聞き、ほっとした」と心境を明かした。
地裁判決は、事件の約1年前に福岡県で同種事案が起きており、増田被告は、園児が取り残され死亡する危険性を予見できたにもかかわらす、バス乗降車時のマニュアルや安全管理計画を策定しなかったと指摘した。