青酸ソーダ窃盗の男を再逮捕 知人殺害目的でおの持参 大阪府警

AI要約

大阪公立大杉本キャンパスからシアン化ナトリウムが盗まれ、30歳の男が殺人予備容疑で再逮捕された。

男は青酸ソーダを盗んだ後、知人を殺害する目的でおのを購入し、殺人の準備をした疑いがある。

事件は同大学で起き、致死量に相当する毒物が紛失されたことから発覚した。

 大阪公立大杉本キャンパス(大阪市住吉区)の研究室からシアン化ナトリウム(青酸ソーダ)が盗まれた事件で、府警捜査3課は17日、知人を殺害する目的でキャンパスにおのを持参したとして、殺人予備容疑で、同大大学院修了生の男(30)を再逮捕した。

 容疑を認めているという。

 同大は先月16日、計160~250人分の致死量に相当する、シアン化カリウム(青酸カリ)と青酸ソーダの瓶1本ずつ(計50グラム)を紛失したと発表。男は同28日、青酸ソーダを盗んだとして窃盗容疑で逮捕され、「父親を殺害するため」と供述したため、殺人予備容疑でも送検されていた。

 再逮捕容疑は1月中~下旬、知人を殺害する目的でおのを購入し、キャンパス内に持ち込んで殺人の準備をした疑い。