多様化する『墓参り』 アート作品のような“手のひら墓石”「うっかり掃除で片づけないよう気を付けないと」 お盆はお墓の話をする機会にしては

AI要約

現代のお墓の多様化について、手のひらにフィットする新しいお墓の形「てのひらぼせきIL(イル)」が紹介されている。

墓参りや墓じまいについてのアンケート結果をもとに、墓じまいを考える人も増えているが、慎重に話し合いが必要とされている。

安田洋祐教授は、夫婦や家族とのコミュニケーションを促すために、お盆の時期を利用することを提案している。

多様化する『墓参り』 アート作品のような“手のひら墓石”「うっかり掃除で片づけないよう気を付けないと」 お盆はお墓の話をする機会にしては

令和のいま、お墓のあり方は本当に多様化している。

こちらは「てのひらぼせきIL(イル)」。手のひらにすっぽりフィットして、思ったよりずっしりと重みがありますので、故人の存在を感じることができそうだ。

底の部分のフタが開き、ここに納骨をすることができる。新たなお墓の形はどうだろうか?

大阪大学大学院 安田洋祐教授:シルエットがアート作品を感じさせますね。コンパクトなので、仏壇と違って持ち運びができ、さまざまなニーズに合わせられることが魅力ですよね。ただ、これは本当にコンパクトなので、事情を知らない人がうっかり大掃除などで片づけてしまわないよう、そこだけ気を付けないといけないと思います。

「newsランナー」ではLINEで、「お墓参り」と「墓じまい」についてアンケートを行った。

-Q.お盆の墓参りには?

・行かない 33パーセント

・行った、行く予定 67パーセント

-Q.墓じまいについて…

・墓じまいした 7パーセント

・検討したことがある 27パーセント

・検討したことがない 66パーセント

「墓じまい」ということについて、葛藤を感じる方もいるだろうが、お墓参りをする人の負担を考えると、墓じまいというのも選択肢の1つになるのだろうか。

大阪大学大学院 安田洋祐教授:墓じまいをするにしても、しないにしても、『どうしていくのか』ということを、夫婦や親せきと、お盆の時期を、話し合う機会にされてもいいかなと思います。

(関西テレビ「newsランナー」 2024年8月13日放送)