米30年物住宅ローン金利、2月以来の低水準=フレディマック

AI要約

米フレディマックによると、30年固定住宅ローン金利が6.73%まで低下し、住宅購入が前向きな動きとなる可能性がある。

住宅価格の伸び鈍化や住宅在庫の増加により、消費者の不安心理が金利の上昇を阻む一方、住宅ローン申請件数は低調なままとなっている。

米抵当銀行協会のCEOは、連邦準備理事会の利下げにより住宅ローン金利がさらに低下する可能性があると述べた。

米30年物住宅ローン金利、2月以来の低水準=フレディマック

Makailah Gause

[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)が1日発表したデータによると、30年物固定住宅ローン金利は週平均で6.73%と、2月以来の水準に低下した。国債利回りがインフレの緩和傾向に反応して低下したことを受けた。

30年物住宅ローン金利は前週の6.78%から低下。前年同期の週平均は6.90%だった。

フレディマックのチーフエコノミスト、サム・ケイター氏は住宅が手頃な価格で手に入らない中で消費者の不安心理が短期的に金利の上昇を阻むだろうと予想。

ただ、住宅価格の伸び鈍化や住宅在庫の増加は住宅購入を考えている消費者にとって前向きな動きだと指摘した。

住宅ローン金利は昨年のピーク時から1ポイント余り低下しているが、住宅ローン申請件数は引き続き低調となっている。

米抵当銀行協会(MBA)のボブ・ブルークスミット最高経営責任者(CEO)は「ローン利用者の多くが住宅ローン金利がさらに低下するのを待っているかもしれない。連邦準備理事会(FRB)が利下げを開始すればそうなる見込みだからだ」と述べた。